そんな貴重が台風が今回もやってきた。
祝日の月曜、お仕事にいく予定が自宅待機を命ぜられる。
4時半に起床し、そのまま目が覚めてしまったので、NHKで大変な台風の影響がでている地域の映像を眺めながらひやひやする。
いつもどおり小雪の写真にお線香とお水を変え、義母から沢山頂いたぶどうの実をお供えする。床をかるく拭きトイレ洗面台を掃除しシャワーを浴びる。
早朝の時間が余っている感覚がものすごく新鮮で、久しぶりにクリームバス、頭皮マッサージを入念にしホットタオルで10分蒸している間に大好きな香りのシャワーバスで体中のリンパをマッサージし、シャワーだけなのに30分浴室にいた。
台風のお陰さまで浴室はむしむしし、とても心地よい時間。
おっきなぶどうをほおばりながら、何度も友人から届いた素敵な絵はがきを読み返す。
美しい文章に、「どんな生活をしたらこんな表現をできるような女性になれるのだ」と真剣に悩む。
そして、「世界のキッチン」という海外の雑誌を持ち出し真剣に眺めるもこれから大人になった時の自分をうんと想像する。
外は嵐だが、自分の好きな時間を早朝からうんと楽しむ心の中は本当に静かだった。
そのうち、ばたばたばたばたーと起きてきた夫、「ゴミ出すの忘れた!」の一言。
出しておいたよ、と言うと、「ありがとう」とほっとして安心しトイレにこもる。
そんな台風の一日の始まり。